尼崎ゆかりの抽象画家

白髪一雄記念室

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白髪一雄記念室 第21回展示「寄贈・寄託作品選Ⅲ 白髪一雄の版画を中心に」


(2023年04月22日~2023年08月13日)

《繁》「白髪一雄 版画集 1990」
本展では、白髪一雄(1924-2008)の版画作品を中心に展示します。
床に広げたキャンバスに大量の絵の具の塊を置き、縦横無尽に足で描く独自の技法「フット・ペインティング」で知られる白髪ですが、今回ご紹介する版画は、こうした作品とはまた異なる魅力を放っています。筆や刷毛等を用いて描かれた原画をもとに制作された版画からは、墨画に親しむこともあった白髪の、躍動感あふれる筆遣いを感じることができます。平成3年度に白髪一雄自身から尼崎市へ寄贈された作品「白髪一雄 版画集 1990」(7点組)や、令和4年度に個人等から寄贈され、新収蔵品となった「白髪一雄 版画集 1993」(3点組)など、色鮮やかな版画の世界をご覧ください。

“ ── 版画の制作にあたり、私は最初どうしてよいのかわからず、手のつけようも無い状態であった。だが或る日突然、いつもの油絵制作方法をそのまま活かせばよいのだと気付いた。私の作画法はオートマチズムである。だから何も考えないで無心になって、どんどん描いておかまいなしに、どんどん刷り重ねて貰えばよい。そこには勝手に面白い形や色調が出来るであろう ──”   「白髪一雄 版画集 1990」より一部抜粋

 

展覧会チラシ


チラシを表示[PDF 約2.4MB]


 

展示作品:版画12点(内、新収蔵作品3点)・油彩(約118×90cm)2点

 

※現在、市所蔵の主要な作品は、北九州市立美術館におけるコレクション展への出品準備のため当記念室では展示されておりません。展覧会についてはこちらをご覧ください。

 

【作品解説会】6月17日(土)、7月29日(土)いずれも14:00~(約30分)
[定 員] 各日10名  [申込み] 不要
[参加費] 無料(白髪一雄記念室の当日券が必要です。)

 


 
【同時開催】
透き通るような水彩を用いて魚を描く長嶋祐成(1983- )と昭和初期に「魚の画
家」として名声を博した大野麥風(1888- 1976)の二人による魚の絵の展覧会。
会場:尼崎市総合文化センター 美術ホール
会期:2023年5月27日(土)~7月2日(日) 火曜日休館
入場料:一般700円、シニア(65歳以上)・大高生600円、中学生以下無料
開催期間中、同展の入場券で白髪一雄記念室もご観覧いただけます。

 

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