記念室の展示記録(これまでの展示一覧)
尼崎ゆかりの抽象画家
白髪一雄記念室
白髪一雄記念室 第12回展示「中国への憧れ」
(2018年10月06日~2019年03月17日)
《太丞》 1979年
白髪一雄は素足で描くダイナミックなアクション・ペインティングで知られています。しかし、その独自性は描き方だけではありません。白髪が抽象画家として長い画歴の中で大切にしてきたことは、自身の関心や興味が絵に直接的にあらわれることから、様々なものに関心をもち、日々内面を磨き深めることでした。白髪は日本の伝統文化に造詣が深く、日本刀、浮世絵版画、歌舞伎、能狂言、桃山時代の障壁画等を好み、作品にもその影響が見られますが、一方で、壮大な歴史と風土をもつ中国にも強い憧れを抱いていました。中でも特に白髪が少年時代から敬愛していたのは宋の時代を題材とした物語『水滸伝』です。この物語に登場する個性あふれる豪傑たちの名を冠した「水滸伝豪傑シリーズ」は、白髪のアクション・ペインティングの代表作として高く評価されています。この他、白髪の作品には中国の歴史に登場する人物や地名などの題名が多く、「中国歴史シリーズ」とよばれる一連の作品があります。また、白髪は古来より中国で尊ばれた文房四宝(筆、墨、硯、紙)の中でも特に重んじられた硯を蒐集し、墨画にも親しんでいました。
この度の展示では、特に中国の歴史や芸術文化の影響が感じられる作品を中心にご紹介します
この度の展示では、特に中国の歴史や芸術文化の影響が感じられる作品を中心にご紹介します
※10月より毎週火曜日は休室いたします。
※10月26日~11月2日の間、臨時休室いたします。
※12月29日(土)~2019年1月3日(木)は、年末年始のため休室いたします。
中国戦國七強シリーズ 1993年 |
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《魏》 |
《趙》 |
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《燕》 |
《楚》 |
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《斉》 |
《秦》 |
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《韓》 |
記念室の展示(これまでの展示一覧)
- 白髪一雄記念室 第23回展示「これぞ白髪一雄 躍動の痕跡」
- 開室10周年記念 白髪一雄記念室のあゆみ
- 白髪一雄記念室 第21回展示「寄贈・寄託作品選Ⅲ 白髪一雄の版画を中心に」
- 白髪一雄記念室 第20回展示「ワールドワイド白髪一雄」
- 白髪一雄記念室 第19回展示「SHIRAGA×ALMOSTBLACK Ⅱ」
- 白髪一雄記念室 第18回展示「SHIRAGA×ALMOSTBLACK」
- 白髪一雄記念室 第17回展示「白髪一雄と尼崎Ⅱ―画家ゆかりの地をめぐる―」
- 白髪一雄記念室 第16回展示「寄贈・寄託作品選 Ⅱ」
- 白髪一雄記念室 第15回展示「没後5年 白髪富士子 前衛美術家としての足跡」
- 白髪一雄記念室 第14回展示「絵の道 仏の道」
- 白髪一雄記念室 第13回展示「創造の心 教育の心」
- 白髪一雄記念室 第12回展示「中国への憧れ」
- 白髪一雄記念室 第11回展示「白髪一雄と尼崎 I -木市呉服店の資料とともに-」
- 白髪一雄記念室 第10回展示「寄贈・寄託作品選」
- 白髪一雄記念室 第9回展示「画学生時代から抽象画家へ」
- 白髪一雄記念室 第8回展示「白髪一雄 密教との出会い」
- 白髪一雄記念室 第7回展示「白髪一雄の愛したものたち」
- 白髪一雄記念室 第6回展示「追悼 白髪富士子 ~一雄と歩んだ一筋の道~」
- 白髪一雄記念室 第5回展示「白髪一雄と芦屋」
- 白髪一雄記念室 第4回展示 開設一周年記念「祝いの絵画」
- 白髪一雄記念室 第3回展示「白髪一雄と具体II(中期~後期)」
- 白髪一雄記念室 第2回展示「白髪一雄と具体I (初期~中期)」
- 白髪一雄記念室 第1回展示「初公開 甦った初期作品を中心に」