尼崎ゆかりの抽象画家

白髪一雄記念室

記念室の展示記録(これまでの展示一覧)

白髪一雄記念室 第18回展示「SHIRAGA×ALMOSTBLACK」


(2021年10月23日~2022年03月21日)

ALMOSTBLACK ブルゾン (白髪一雄《群青》1985年 尼崎市教育委員会蔵)
 白髪一雄(1924-2008)は、若い頃から晩年に至るまで、素足で描く独自のアクション・ペインティングを貫き、戦後日本の前衛美術をリードした抽象画家です。その作品は、国内のみならず海外でも高く評価されています。また近年では、異なるジャンルにも影響を与え、クリエイターたちの世界観との融合により、その作品の魅力はかたちを様々に変えながら多くの人に刺激を与え続けています。
この度、白髪一雄と、若い頃の一時期にアーティストとして活躍した妻・白髪富士子(1928-2015)の作品にインスパイアされたメンズファッションブランドALMOSTBLACKのデザイナー・中嶋峻太氏が手がけた、2021年秋冬コレクション「A-Un / 阿吽」の一部を、白髪夫妻の作品とともに展示します。
ALMOSTBLACKのブランドネームである、黒と見まがうほど濃く深く染め上げられた藍色「褐色(かちいろ)」のイメージをもとに、絵画作品とファッションアイテムのコラボレーションによるモノクロームの空間を演出します。


ALMOSTBLACK
2015年にデザイナー中嶋峻太と川瀬正輝が設立したメンズファッションブランド。ブランドコンセプトは「POST JAPONISM」。伝統工芸や趣のある文化から育まれてきた”日本の美意識”、歴史を変えてきたアートや音楽など“世界のカルチャー”の2つを融合させ、あたらしく「強いもの」を表現することを目指している。
 

ポップアップショップ

展示会期中、当記念室内にALMOSTBLACK 2021年秋冬コレクションの一部をご購入いただける販売コーナーを設けます。
ぜひ商品を手に取ってご覧ください。(試着室は設けておりませんのでご了承ください。)

 

展示解説会

担当学芸員による展示作品の解説を行います。
日時:12月18日(土)、2022年1月22日(土)、2月26日(土)、3月19日(土)
   いずれも14:00~ 約30分 予約不要
定員:各日10名
参加費:無料(白髪一雄記念室の当日券が必要です。)
 
 
 

同時開催【 須田剋太×白髪一雄 二人の曼陀羅 】

会期:2021-11-27~2022-01-10
場所:尼崎市総合文化センター美術ホール5階
詳細はチラシをご覧ください。

 
記念室の展示(これまでの展示一覧)