記念室の展示記録(これまでの展示一覧)
尼崎ゆかりの抽象画家
白髪一雄記念室
白髪一雄記念室 第15回展示「没後5年 白髪富士子 前衛美術家としての足跡」
(2020年06月06日~2020年09月13日)
《無題》 1960年 個人蔵
アクション・ペインター白髪一雄の妻・富士子の没後5年にあたる節目として、若き日の数年間に前衛美術家として活躍した富士子の作品をご紹介します。
白髪富士子は1928年、大阪市に生まれ、大阪市立大手前高等女学校を卒業後、20歳で白髪一雄と結婚。一雄の絵画制作を間近に見るうちに自身も創作に目覚め、作品制作を始めます。1955年に一雄とともに前衛美術グループ具体美術協会に入会し、具体美術展や芦屋市展を発表の場として本格的に制作発表を行っていました。
しかし、一雄の評価が高まり活動が多忙となったことから、1961年に自らの創作活動に終止符を打ち、以降は一雄の創作活動を二人三脚で支え続けました。白髪一雄が世界のアクション・ぺインターとして成功したことを考えるとき、一雄の才能を信じて共に歩んだ富士子の存在を抜きに語ることはできないでしょう。
数年間ではありましたが、前衛美術家として才能を発揮した白髪富士子の若き日の貴重な作品と資料をあわせて公開します。
白髪富士子は1928年、大阪市に生まれ、大阪市立大手前高等女学校を卒業後、20歳で白髪一雄と結婚。一雄の絵画制作を間近に見るうちに自身も創作に目覚め、作品制作を始めます。1955年に一雄とともに前衛美術グループ具体美術協会に入会し、具体美術展や芦屋市展を発表の場として本格的に制作発表を行っていました。
しかし、一雄の評価が高まり活動が多忙となったことから、1961年に自らの創作活動に終止符を打ち、以降は一雄の創作活動を二人三脚で支え続けました。白髪一雄が世界のアクション・ぺインターとして成功したことを考えるとき、一雄の才能を信じて共に歩んだ富士子の存在を抜きに語ることはできないでしょう。
数年間ではありましたが、前衛美術家として才能を発揮した白髪富士子の若き日の貴重な作品と資料をあわせて公開します。
《無題》1955年頃 |
白髪富士子 制作風景 1960年頃 |
休室:毎週火曜日
展示解説
担当学芸員による展示作品の解説を行います。
[日 時] ※中止5月23日(土)、6月27日(土)、7月25日(土)、8月22日(土) いずれも14:00~
[場 所] 白髪一雄記念室
[定 員] 各日10名
[参加費] 無料(白髪一雄記念室の当日券が必要です。)
[申込み] 不要(当日、直接会場へお越しください。)
本展はVR記念室にてご覧いただけます。詳細はこちら。
記念室の展示(これまでの展示一覧)
- 白髪一雄記念室 第23回展示「これぞ白髪一雄 躍動の痕跡」
- 開室10周年記念 白髪一雄記念室のあゆみ
- 白髪一雄記念室 第21回展示「寄贈・寄託作品選Ⅲ 白髪一雄の版画を中心に」
- 白髪一雄記念室 第20回展示「ワールドワイド白髪一雄」
- 白髪一雄記念室 第19回展示「SHIRAGA×ALMOSTBLACK Ⅱ」
- 白髪一雄記念室 第18回展示「SHIRAGA×ALMOSTBLACK」
- 白髪一雄記念室 第17回展示「白髪一雄と尼崎Ⅱ―画家ゆかりの地をめぐる―」
- 白髪一雄記念室 第16回展示「寄贈・寄託作品選 Ⅱ」
- 白髪一雄記念室 第15回展示「没後5年 白髪富士子 前衛美術家としての足跡」
- 白髪一雄記念室 第14回展示「絵の道 仏の道」
- 白髪一雄記念室 第13回展示「創造の心 教育の心」
- 白髪一雄記念室 第12回展示「中国への憧れ」
- 白髪一雄記念室 第11回展示「白髪一雄と尼崎 I -木市呉服店の資料とともに-」
- 白髪一雄記念室 第10回展示「寄贈・寄託作品選」
- 白髪一雄記念室 第9回展示「画学生時代から抽象画家へ」
- 白髪一雄記念室 第8回展示「白髪一雄 密教との出会い」
- 白髪一雄記念室 第7回展示「白髪一雄の愛したものたち」
- 白髪一雄記念室 第6回展示「追悼 白髪富士子 ~一雄と歩んだ一筋の道~」
- 白髪一雄記念室 第5回展示「白髪一雄と芦屋」
- 白髪一雄記念室 第4回展示 開設一周年記念「祝いの絵画」
- 白髪一雄記念室 第3回展示「白髪一雄と具体II(中期~後期)」
- 白髪一雄記念室 第2回展示「白髪一雄と具体I (初期~中期)」
- 白髪一雄記念室 第1回展示「初公開 甦った初期作品を中心に」