二科会の重鎮として活躍した尼崎ゆかりの洋画家・赤羽恒男(1924-2010)の回顧展。
尼崎市所蔵の初期~晩年の作品に加え、赤羽と親交があった二科会の現役作家による作品を併せて展示します。
日 時 |
2月8日(土) ~ 3月9日(日) 10:00-17:00(入館は16:30まで) |
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会 場 |
美術ホール
5階 |
チケット情報 |
一般 700円/シニア(65歳以上)600円/大高生 600円/中学生以下無料
※障がい者手帳等をお持ちの方は半額、その介助者の方1名は無料
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お問い合わせ | 美術担当 tel.06-6487-0806 fax.06-6482-3503 |
洋画家・赤羽恒男(1924-2010)の生涯を辿る回顧展を、長年暮らしたゆかりの地、尼崎市で開催します。
神戸市で生まれた赤羽恒男は、関西工業高校(現・大阪工業大学の附属高校の前身)の土木科を卒業後、1942年9月、太平洋戦争に従軍するためパプアニューギニアのブーゲンビル島に派遣され、飛行場の建設に従事しました。絵を描くことが好きだった赤羽は、復員後に画家を志し、大阪市立美術館美術研究所で洋画を学びます。1951年27歳の時に第36回二科展に初入選を果たし、二科会で洋画家として活動し始めます。具象と抽象を織り交ぜ、簡潔な線と鮮やかな色彩による独自の風景画を確立した赤羽は、「会員記念賞」「内閣総理大臣賞」など二科展で受賞を重ね、1996年からは二科会の理事に就任し、洋画部門の中心的な画家として後進の指導にもあたりました。
本展では尼崎市所蔵作品を中心に、初期の抽象画から晩年の風景画まで約50点を一堂に展覧するとともに、戦時下の若き日に命がけで過ごしたパプアニューギニアの島々を戦後に訪ねた慰問の旅の手記や、欧州各国を旅して描いた風景スケッチなども加え、赤羽の足跡を辿ります。
さらに、赤羽から薫陶を受けた二科会で現在活躍する8名の作家たちの作品も展示し、半世紀にわたって情熱を注いだ二科会における赤羽の活動についても紹介します。
●関連事業
1.出品作家トーク「赤羽恒男の絵画」
ゲスト:尾崎功氏(公益社団法人二科会参与、二科会関西支部長)
聞き手:妹尾 綾(当館学芸員)
3月2日(日)14:00~16:00
尼崎市総合文化センター 会議室(7階)
予約不要、先着60名、参加無料(ただし、当日券が必要です)
2.学芸員による展示解説会
2月16日(日)14:00~15:00
尼崎市総合文化センター 美術ホール(5階)
予約不要、先着20名、参加無料(ただし、当日券が必要です)
●同時開催
2月8日(土)~3月23日(日) 火曜休館
尼崎市総合文化センター 美術ホール(4階)
開催中~3月23日(日) 火曜休館
尼崎市総合文化センター 白髪一雄記念室(4階)
※いずれも2/11(火祝)は開館、2/12(水)は休館
主 催 |
公益財団法人尼崎市文化振興財団 |
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後 援 | 尼崎市、尼崎市教育委員会、尼崎芸術文化協会、公益社団法人 二科会、産経新聞社 |
協力 | 帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館) |