生誕百年・没後十年特別展
桂米朝 噺家の姿
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桂米朝(本名:中川清)は1925(大正14)年、満州(大連)に生まれ、1930(昭和5)年に一家で帰国し姫路に居住します。幼少時代から落語に興味をもち、作家・寄席文化研究家の正岡容に師事し、のちに4代目桂米團治に入門。3代目桂米朝として、当時不振のどん底にあった上方落語を6代目笑福亭松鶴、5代目桂文枝、3代目桂春團治らとともに復興させました。また、落語の研究にも取り組み、一度滅んだ演目を多数復活させています。1961(昭和36)年からは居を尼崎市に移し、1977(昭和52)年から若手落語家の育成のために始めた「尼崎落語勉強会」は今年度で第280回を迎えました。
上方だけではなく全国で活躍し、1996(平成8)年に落語家として2人目の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、2009(平成21)年には演芸界初の文化勲章受章者となりました。上方落語の継承と復興への功績から「上方落語中興の祖」と呼ばれています。桂米朝の生誕百年・没後十年にあたる本年、その噺家の姿を振り返る回顧展を開催します。
展示のみどころ
寄席の姿を写した多数の写真・絵画と、ゆかりの品々を展示し、米朝が歩んだ落語の道を辿ります。米朝直筆の書、尼崎市内の刊行物への寄稿文、2023(令和5)年に自宅で発見された新作落語「犬のくやみ」の草稿など、さまざまな資料を展示します。
展示解説会
3月8日(土)、3月15日(土) 時間:14時~14時30分
予約不要/入場無料
【会場】
尼崎市総合文化センター 美術ホール[4階]
【解説】
兵庫県立考古博物館 学芸員 中川 渉 氏(米朝三男)
落語研究家 小澤 紘司 氏
本展企画にご協力をいただいたお二方に、展示資料にまつわるお話や思い出を語っていただきます。
◆◇◆◇◆関連事業◆◇◆◇◆
桂米朝生誕百年・没後十年記念落語会
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各回落語二席のほか、米朝の直系弟子による、
米朝にまつわるエピソードをお届けします。 |
- 2月22日(土) [ 詳細はこちら ]
- 11:00 桂 千朝・桂團治郎 / 14:00 桂 米二・桂團治郎
- 2月23日(日・祝) [ 詳細はこちら ]
- 11:00 桂 米平・桂 米輝 / 14:00 桂 米左・桂 米輝
- 2月24日(月・振休) [ 詳細はこちら ]
- 11:00 桂 団朝・桂慶治朗 / 14:00 桂八十八・桂慶治朗
会場:尼崎市総合文化センター アルカイックホール・ミニ[2階]