尼崎ゆかりの抽象画家

白髪一雄記念室

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白髪一雄記念室 第9回展示「画学生時代から抽象画家へ」


(2017年04月29日~2017年09月10日)

白髪は父・信次郎が趣味で油彩を描いていたことから、幼少期から油絵具や画集などに触れ、読書や絵を描くことを好む少年でした。1937年に地元の兵庫県立尼崎中学(現・兵庫県立尼崎高等学校)に入学し、2年生の時に新設された絵画部に入部して、高橋五郎(日展会員)に指導を受け、本格的に絵を描くようになり、画家を志します。そして、京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)の日本画科に進学し、その間に終戦や約1年間の病気療養を経て、1948年に同校を卒業し、尼崎で画家の道を歩み始めます。戦時中の混乱期を過ごした画学生時代の貴重な資料や、卒業後に近隣の風景を描きながら、独自の表現を模索し、抽象表現へと向かう時期の作品を中心に紹介します。
《尼崎工場界1》
(1948年)
《尼崎与茂川道意》
(1948年)
《夜の風物》
(1950年)
《本能の結集》
(1952年)
 
《文B》
(1954年)
 
《天傷星行者》
(1960年)
スクラップブック

 

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